ガンダヴューハ
最近、華厳経について調べる必要を感じていて、いろいろと本を探してます。梵本は十地品、入法界品だけなんで、あとは漢訳とチベット訳ということになるんですが、全体的にざっと読む分には、やはり国訳の書き下し文がいいかな、と。ちょっと前に、「日本の古本屋」で国訳一切経・華厳部全4冊(昭51年版)5,000円!というお買い得品が出てて、買おうかなと思って次の日に検索したら、もう無くなっておりました。嗚呼…。5,000円で怯んでいてはいけませんね(笑)。
現代語訳で全訳となると、こちらしか出てないようです。価格もそうですが、上巻1141ページ、下巻1223ページという分量もまた凄い。口語訳となると逆に読みにくいかなという気もしますが、もっと手ごろな値段なら買いたいところ。
- 作者: 江部鴨村
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2006/01
- メディア: 単行本
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現代日本語だったら、むしろ独訳の方がいいのでは?という向きには、こちら。最近知ったのですが、あの土井虎の独訳がリプリントされているんです!!これも欲しいなぁ。漢訳からの重訳ですが。
- 作者: Torakazu Doi
- 出版社/メーカー: Angkor Verlag
- 発売日: 2008/06
- メディア: ハードカバー
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中村先生は、『『華厳経』『楞伽経』 (現代語訳大乗仏典)』で、華厳経と楞伽経をセットにして出されました。唯心を初めとして共通する部分が多いからなんだと思いますが、両者の関係をもっと調べてみる価値はあると思います。