古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

誘惑に負けて…

先日、こちらの本を入手しました。

聖入楞伽経註 (チベット仏典研究叢書 (第4輯))

聖入楞伽経註 (チベット仏典研究叢書 (第4輯))


前から欲しいとは思ってたんですが、なかなか手が出る値段で見かけることがありませんでした。デカっ!高っ!重っ!と三拍子揃った本ですので、図書館でコピーするしかないんですが、嵩張るので、それも面倒ですし、ましてや借り出して運ぶのも大変!

ポチっとした翌日には自らの手元に届くという誘惑に負けてしまい、購入決定(苦笑)。偶々、私でも買えるギリギリの値段で売ってたので、助かりました。

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ジュニャーナ・シュリーバドラ(智吉祥賢)という人は11世紀の人ですので、経典の成立からははるか後代の人ですが、インド伝統仏教からの視点というのは尊重されるべきものなのでしょう。そして、何より、この本は、上の画像右の註釈書中の経典本文部分にアンダーラインが引いてあって、左側にその梵文と、漢訳三種、蔵訳二種が列挙されてるところが便利なんですよね。


せっかく身銭を切って買ったので、使い倒します!