古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

蔵→梵

週末は、今度の土曜の中間発表についてまとめておりました。それと先週は蔵文の『瑜伽論』「摂決択分」をちょっとだけ調べる。そういえば以前、R・チャンドラの『蔵梵辞典』を安く入手させてもらいました。臨川書店から出てる、電話帳2冊分くらいの本が2冊、格安な価格で。関西の方の、いろんなジャンルの本を割安な価格でご提供いただいてる某有名書店さんからです。で、その辞典を使いつつ自分で読んでたんですが…、蔵文から梵語が分かり、で、またその梵語の方を調べて、そんでもって漢訳も見つつ…となると、なかなか進まない(笑)。翻訳名義集にしたって、一回索引で引いて、それから本巻を引いて…と辞書を引く手間は結構ありますねぇ。何かで読んだことありますが、蔵文を読んだだけで、元の梵語がスラスラと分かるという偉大な学者さんもおられますが、研究者としてはそういうレベルに達しないといけないわけですね(笑)。


それはそうと、肝心の今回の発表ですが、何といいますか状況証拠をじわじわと固めてみましたが、決定的な物的証拠が…という感じではありますね(笑)。でも、決定的とまでは言わないまでも、有力な状況証拠はつかんだんじゃない?ということになればいいんですが…どうなりますでしょうか?

サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)

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暇つぶしに購入。人間に“自由な”意志決定などあるのか?とか考えさせられます。