古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

邪馬台国はどこですか?

そんなに読んだわけではないんですが、ひそかなファンである鯨氏の自伝的私小説。何か、結構、自分とかぶる感じがして、思わず買ってしまいました。「小説家になる」という夢を追い掛け続け、仕事の合間、そして睡眠時間を削っての読書、アイデアノート作成。そして、奥さんからの「いつまで続けるの?」という言葉。いつまで佛大続けるの?と家族に言われたことがある自分としては、いろいろ感慨深いものがあります(笑)。

努力しないで作家になる方法

努力しないで作家になる方法


鯨氏といえば、やっぱりこれですよねぇ。最近、邪馬台国といえば、俄然畿内大和説が優位になっているようですが、やっぱり東北説は捨てがたいよなと思わせてくれる名著です(笑)。邪馬台国についていえば、個人的には『日本史の誕生―千三百年前の外圧が日本を作った (ちくま文庫)』などに納得してしまいますが、この本は邪馬台国以外に何と言っても(ブッダの)「悟りを開いたのはいつですか?」があって、めちゃくちゃ面白いです。ブッダは果たして悟りを開いたのか?若い女性に興味がなかったのか(笑)?まだの方は、是非!!

邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)

邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)