古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

アンソロジーとしての大乗経典

久しぶりの更新になります。

11月の発表会後は、途中で入れ替わる、例の東大写本(松濤カタログNo.333)を調べていました。

 

もう一つの経典とは、月燈三昧経としても有名なこちら。

 

写本の上からは、途中で各章の順序が入り組んでいて、それらがどういう順序で並んでいるのか確認しておりました。で、それら独立した各章と、別の経典が一つにまとまっていたことは、こちら*1でも指摘されているように、アンソロジーとしての大乗経典ということを思えば、納得できるものですが、そこに何らかの共通性があるのか、というのを考えておりました。

 

ただ、この問題に深入りする時間はないので、とりあえず、寝かせておきます。

 

*1:

新アジア仏教史05 中央アジア 文明・文化の交差点