2023-01-09 アンソロジーとしての大乗経典 久しぶりの更新になります。 11月の発表会後は、途中で入れ替わる、例の東大写本(松濤カタログNo.333)を調べていました。 もう一つの経典とは、月燈三昧経としても有名なこちら。 大乗仏典〈10〉 三昧王経I (1) (中公文庫) 作者:田村 智淳 中央公論新社 Amazon 大乗仏典〈11〉三昧王経II (2) (中公文庫) 中央公論新社 Amazon 写本の上からは、途中で各章の順序が入り組んでいて、それらがどういう順序で並んでいるのか確認しておりました。で、それら独立した各章と、別の経典が一つにまとまっていたことは、こちら*1でも指摘されているように、アンソロジーとしての大乗経典ということを思えば、納得できるものですが、そこに何らかの共通性があるのか、というのを考えておりました。 ただ、この問題に深入りする時間はないので、とりあえず、寝かせておきます。 *1: