古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

ドイツ語とか

ここ2、3日赤ちゃんがひきつけを起こしてるみたいで、夜になると激しく泣くようになりまして、今日もチベット語の授業を終えて帰宅すると、ちょっと尋常じゃない泣き方をしてる。ちょっと不安になって、11時過ぎに救急病院へ行く。やはり、ひきつけのようです。病院へ行ったら、スヤスヤとお眠りでして、帰宅した今もスヤスヤと寝ております…。

さて、今週はお正月の目録とポスターを本郷の書店さんにお配りする。そして昨日は洋書会でしたが、ゲーテなどドイツ語の文学書が大量に出てましたね。ワイマール版全集143冊とか。うちの店としてはほとんどスルー(笑)。ドイツ語といえば、私は大学生の時にかじった程度ですので、だいぶ錆付いてしまいました。チベット語がひと段落したら、今度はドイツ語もやらないとなぁと思ってみたり…。10年くらい前には何だか面倒に思えたドイツ語も、サンスクリットをやった今となっては結構イケるのでは?とも思ってます。複合語のように、ズラズラ単語が繋がっていく様とかはサンスクリットに似てますし、同じ語根から出てる言葉もあるわけですから。なにより、権威あるサンスクリットの辞典もドイツ語で出てますし、インド学仏教学をやる上では必要な言語のようです。

幸福について―人生論 (新潮文庫)

幸福について―人生論 (新潮文庫)


Aphorismen Zur Lebensweisheit

Aphorismen Zur Lebensweisheit

私にとって、ドイツ語の勉強というとショーペンハウエルだったりする(笑)。哲学者というか、文章家という表現がピタリと来る気がします。チベット語も今日で年内の授業は終わり、年明けてから数回残すのみとなりましたから、チベット語の次はドイツ語か!?と嘘か本当かわかりませんが(笑)、ちょっと考えてみる必要はあるかも・・・。

洋書ということでいいますと、先週は洋書中心に新着品を載せましたが、やっぱり洋書中心にすると注文数が落ちる…(笑)。ドイツ哲学より、英米系だったのですが…。ドイツ語の本て、原著ならまだしも、研究書となると売れる頻度はガクッと落ちます(笑)。それでも、ドイツには、哲学の原著がたくさんありますからいいんですが・・・。そんな訳で(!?)今週は和書・仏教書を中心にしようかなと準備しつつ、倉庫の方の整理もしておりました。

そして、次のレポートのことをちょっと考える。1月10日の提出期限に向けて、まずは何から入手して読んでいこうかな、と。大乗涅槃経ですが、中央アジア出土の梵文断簡がいくつかありまして、その辺のレポートなわけです。

大乗涅槃経入門―ブッダ最後の教え

大乗涅槃経入門―ブッダ最後の教え


偶々、本棚にあったこちらの本をパラパラとめくってみる。教義内容云々よりも、梵文断簡の発見と、そのチベット語・漢訳との異同の方がむしろ主題なんですが…ま、一応。松田先生のテキストの他、高崎先生のとか、色々コピーして取り寄せる必要がありますね。