古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

京都行

f:id:furuhon-ya:20090408144919j:image:w120:right今日は朝から京都へ。前にも書きましたが、全古書連の特別市会の下見日です。昼過ぎに京都に到着し、地下鉄に乗って三つ目。京都の古書会館へは初めてでしたが、そういえば、以前この辺来たことあったな…とか考えつつ会場入り。


ともかく、仏教書を中心に入札させてもらい、昼食と作戦会議(笑)を兼ねて、近くのイノダコーヒ本店へ。そういえば、このイノダコーヒ本店へ以前来たときにも、古書会館近くを通ったのかもしれませんね。その時は全く意識しないで、それこそ素通りしていたのかもしれませんが。


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さて、勉強の方ですが、楞伽経は「偈頌品」というところから読んでいってます。従来「偈頌品」は最古の漢訳(433年)に対応箇所が収録されてないため、後世の付加だろうと考えられてきたようですが、同経の原型が偈の形で成り立っていたであろうという説もあって、「偈頌品」の中に“原型”があるのではないか?という見方もあります。ともかく、一応和訳があるんですが、註記とかなく、不便といえば不便かもしれない。自分で原文にあたるしかなさそうです…。