「あさって」の方へ
久しぶりの投稿となります。
正直、こちらのブログはもう辞めようと思っておりました。同時に博士論文の方も…。満期退学後、研究員となりはしたものの、思うように研究時間を確保できず、時間ばかりが過ぎ去っていく中で、研究に対する意欲が著しく低下しておりました。
そんな中、最近になってまたやってみるかと思うようになった契機がいくつかありました。
一番はこちらですね。
荒木さんの本は、『これエリ』以来だ。
あの時も随分と励まされた気がしましたが、今回も行間から、背中を押された気がした。
在野研究には明日がない。明日は、労働や育児や家事や病院通いといったもろもろのスケジュールで埋め尽くされているから。生活のルーティンや雑事のせわしなさが優雅(と想像される)研究時間をことごとく奪う。未来の空き時間が一瞬の隙も与えずに現在の係累によって占領されてしまう。
それでも、「あさって」ならばある、「あさって」こそあると、信じている。
明日の明日は二重の意味で到来する。知識不足や指導者の不在によって、その研究がなんの価値をもつのか、誰が評価するのか、正しいことを述べているのか、まったく見当もつかないのにそれでも突き進む頓珍漢でジグザグな方向として。
(中略)
未来を勝手に望見する明日以上の明日。超明日として。あさっての方へ。
試行錯誤の逸脱と遠回りを甘受しながら、在野研究者は「あさって」の方へ進む。
本書で紹介されている方々の様々な実例が、大いにヒントを与えてくれた。全ページにマーカーを引きたいと思うほど(笑)。それとともに、現状の自分にできるところから積み上げていけばいいんだ、と諭された気がしました(^^)思えば、次の論文に対するイメージを掴みかけた(と思っただけかもしれませんがw)ところだった。そういうアイデアから、実際に論文という成果につなげていくところが学問の醍醐味ですよね。
これまでに出した論文は以下の4本。あと、もう1本書きあげてみたい。
ブログのタイトルも「研究日誌」に戻しました。
学ぶことはいつだって、どこでもできる。
何度でもやり直せばいいじゃないか。