ガンダーラ 仏教文化の美と形
松戸市立博物館で催されている特別展「ガンダーラ 仏教文化の美と形」に行ってきました。
内容は、龍大はじめ国内にある、数々の所蔵品を集めて展示されていて、なかなか興味深いものでした。松戸市でもいくつか所蔵されてるんですね。なかには、撮影OKのところもあり、こちらの菩薩半跏像を記念に撮らせてもらいました。
あとは、ブラーフミー文字のサンスクリットで書かれた文字があるこちらの壷も展示されてました。「説一切有部」という名がはっきりと見えます。
龍谷ミュージアム2階に展示中のアフガニスタン出土のこの壺はたいへん歴史的価値の高いものです。文字が残されていて、サンギラという僧院の名前が見えます。説一切有部という部派名もあります。言語はサンスクリット、文字はブラーフミー文字。書体は4~5世紀頃。寺の名前がわかるなんて、驚き! pic.twitter.com/kBaIy8kUlO
— 龍谷ミュージアム元館長のつぶやき (@tirisawa) August 12, 2017
その他、カローシュティー文字のガンダーラ語碑文(1世紀頃)はその頃にガンダーラ地域で、舎利供養が広まっていたことを示していますし、カニシカ王1世の金貨にはギリシア語で「ブッダ」、「弥勒」という文字があり、当時そこにいたギリシア人が仏教を信仰していたことを示しています。 なかなか興味深いものですよね。
今月の25日まで開催されてますので、お近くの方は是非そうぞ!実は私も店のお客様から教えていただきました。