古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

本学へ

昨日は10時前に京都へ着いてまずは図書館へ。

 

今回の目的は、こちら

 

リンク先にもありますが、こちらはデルゲ版カンギュルを底本として永楽版、リタン版、北京版、チョネ版、ナルタン版、ラサ版、庫倫(クレ/ウルガ)版をそれぞれ比較校合している決定版です。

 

つまり、これ1冊あれば、各版の異同が分かるという優れものなんですが、新刊ではセット販売が中心で、バラ売りはしてなさそうだったのと、私の出身大学にはなさそうだったので、本学の図書館で何とかならないかと期待しておりました。

 

学部資料室所蔵とのことだったので、行こうとしたのですが、生憎、そこは平日しか開いてないといわれて、残念ながら諦めるしかありませんでした。持ち出し禁止の本ですが、それでも送本してくれるものもあるとのことで、それに期待するしかなさそうです…。

 

で、肝心の発表ですが、やはり発表をすると、有益なご指摘をいただけますし、やってよかったなと思ってます。今回は、不明だった写本について先生から助言もいただけたので、助かりました。今後は今回の発表をもとに1本論文を書く予定です。