古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

再出発~再入学へ

私が所属していた大学院の規定では、単位取得満期退学後3年以内に博論を提出できない場合は、(課程の4年目に)再入学できることになってます*1。私は来年度がその満退後の3年目になり、博論を提出するか、改めて再来年度に再入学を目指すか、という選択をすることになります*2

 

2020年度に博論提出は無理ですので(笑)、2021年度から再入学するのが最も現実的な選択となりそう。そこから3年、ちょうど私の先生があと4年で退官ということなので、何とかその期間内に博論を提出しなければ…という状況になりました。とりあえず、その間に論文を1、2本出して、それで博論執筆するつもりです。途中、休学を3年取りましたから、可能な限りの最長期間、在籍することになりそうです(^^;

 

我ながらよくやるよ…と思いますが(笑)。

 

そういう気持ちになったのは、前にも触れたこちらの本を読んだのが大きいと思ってます。

在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活

在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活

  • 作者:荒木 優太
  • 発売日: 2019/09/06
  • メディア: 単行本
 

 

本書を読んで、あきらめるのはまだ早いな、という結論に至りました。各執筆者がそれぞれの研究内容を熱く語り、知的欲求を満たすために、生活上の困難もいとわずに研究生活を楽しまれているのがよく分かり、大変刺激を受けました。本書によって、すっかり「在野研究者」という地位が確立されましたね。私が仕事をしながら、通信の大学の門を叩いた15年前と比べると隔世の感があります。

 

私の場合、平日一日に家で勉強できる時間としては、トータルでせいぜい1時間~1時間半くらいがいいところ。それに通勤電車内の時間が往復で1時間ちょっとあるので、その時間を当てようと思えば当てられる。ま、寝てることも多いんですが(笑)。

 

あとは細切れ時間を合計すると一日当たり、1時間くらいにはなるんじゃないかというのもあるので、そういうのもいれて、何とか一日3時間は捻出してみようと思うようになりました。細切れ時間で、論文は書けませんが(笑)、語学を勉強するのにはいいかも。何とかやりくりして、救済措置として与えられた4年間を活かしていきたいと思ってます。

*1:博士課程には6年間在籍できます

*2:論文博士というのもありますが、文系の場合は、すでに著書を出していて学会でも著名な方が取る雰囲気がありますので、私の場合は再入学しかなさそうです(^^;