古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

写本の全体量が見えてきた⁉

ケンブリッジ大学図書館にも見るべき写本が2本保存されてます。これは校訂本で参照されていたものとそうでないものが1本ずつ。一応その複写について問い合わせていました。ネット上には公開されてないので、やはりそれも複写しておこうかと思います。

 

cudl.lib.cam.ac.uk


で、ドイツのネパール写本、今回入手したものを一通り見てみました。といっても、まずはそれぞれの写本が経典のどこからどこまでを含んでいるか?その辺を調べたまでです。写本の分量から凡その見当をつけて、目についた単語・一節を電子テキストで検索します。電子テキストは便利なもので、それで簡単に該当箇所を見つけることができます。

 

その結果、今回入手した10本のうち、少なくとも8本は該当する章を含んでいることが分かりました。うち1本は途中から3分の2程が含まれています。

 

まだ14本残っていて、それをこれから複写してもらいます。

www.aai.uni-hamburg.de

 

東大写本が6本、龍大1本、ドイツのがあと何本あるか分かりませんが、とりあえず8本は確定。それにケンブリッジ2本、L・チャンドラ作成の1本、全部で30種くらいになってしまうのでしょうか!

 

何かすごいことになってきた…😅