古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

研究の進展⁉

私が読んでいた貝葉写本ですが、途中から別の経典に入れ替わっていて、それが何の経典か分からず、考えながら、ずっと調べていました。大乗経典だというのは分かるんで、何だろうと思って…。

f:id:furuhon-ya:20200213081959j:image

画像の一番上一行目からですが、evam mayā śrutam ekasmin samaye bhagavān rājagṛhe viharatiという仏典の導入句から始まります。

 

先日、その当該経典が何か分かり、おぉー!これは新しい発見だ!と一人舞い上がっていたのですが(笑)、後になってその写本のデータベースのタイトル名をよく見ると、その名が付されているではありませんか!

 

なんだよ…(笑)今までの苦労は何だったんだ…(苦笑)

 

ま、ともかく、その経典が何かはっきりとして、スッキリしました。今後はその経典との関係について調べたら、何か新たな発見や展望があるかもしれないわけですし、一応進展したと考えることにします!

 

 

それはそうと、最近、個人的に気になっていた注目の本が出て、早速購入して読んでます。

世界哲学史1 (ちくま新書)

世界哲学史1 (ちくま新書)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2020/01/07
  • メディア: 新書
 

 

世界哲学史2 (ちくま新書)

世界哲学史2 (ちくま新書)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2020/02/06
  • メディア: 新書
 

 

凄い企画ですね。