古本屋の研究日誌

古本屋として働きながら博士号を取得するまでの軌跡

2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

荷物到来

店のブログにも書いたのですが、今日は先日の北海道の買取の荷物・ダンボール250箱が到着。朝から大変です(笑)。倉庫には200箱くらいしか入らず、残りは店に置くことに。 午前中、私は店に置いた箱から本を出し、仕分けをする。 狭い店内でそういうことす…

法然とキルケゴール,実存

キルケゴールのレポートは8割ほど終わる。あとは、『あれか、これか』に目を通して、もう少し整えなければ…という感じでしょうか。結局、テキストの『実存的宗教論の研究』は、ティリッヒ等関連がない部分を除いて大体読み通す。この本の著者であり科目担当…

読書中…

昨日くらいから鼻水とくしゃみが出るようになって、何だか花粉症のような症状。何故この時期に?あるいは風邪?何だかよく分からないうちに症状も治まってしまいましたが、ともかくそんな体調で、図書館からキルケゴールの『哲学的断片』と『あとがき』部分…

河口慧海著作選集

うしお書店から出てました河口慧海著作集は、品切れとなってましたのでお探しの方も多いかと思いますが、この度新たに慧文社という出版社から「著作選集」が出た模様です。 在家仏教 河口慧海著作選集 1作者: 河口慧海,日高彪出版社/メーカー: 慧文社発売日:…

文京区に仏教系大学がやってくる

以前から人伝に聞いてはおりましたが、来年度から国際仏教学大学院大学が港区虎ノ門から文京区春日へ移転してくるそうです(参照)。私の職場からはバスか自転車で10分ほどの距離。拓大とか中央、跡見、筑波など大学が密集してる地域です。なお、同大学は公…

世界は分けてもわからない

話題の新書を立ち読み。生命を分子レベルまでいくら分けても、生命は理解できない、しかし、分けなければ人間は理解できない・・・という無限遡及のような問題がそこにはあるんだと思います。要素還元主義的な機械論的生命観に拠って立って、今の脳死とか臓器移…

結局…

残りのレポートはキルケゴールに決定。理由としては、参考書が身近にあるというのと、浄土学で読まなければならない無量寿経*1は、国訳というか書き下し文がないんですよね…。そんな情けない理由はいかんなぁと思いつつも、キルケゴールは日本語訳でいいみた…

無量寿経

先週くらいに浄土教の来迎芸術のレポートを終わらせまして、次はどうしようかと迷ってます。前にも書きましたが、キルケゴールと法然の実存的思想というレポート(難しそう!!)をやろうと思っていたんですが、実際テキスト(asin:4831301493)を読んでみると難…

仏教・言語ゲーム

最近は通勤電車内読書の感想レポートと化しつつある本ブログですが(笑)、まだまだ懲りずに、7月に出た橋爪先生によるヴィトゲンシュタインの言語ゲーム入門書を読んでみました。 橋爪先生の本は、『はじめての構造主義 (講談社現代新書)』を18歳の時読んだ…

ガンダーラ仏の不思議

昨日は台風接近で一日雨なためか、暇でした…。同業各書店のブログを見ても、大体どこも!?同じような感じもしなくはない(笑)。 最近こちらの本を古本で入手。講談社メチエにしてはちょっと厚めな感じで、読まれた方も多いとは思いますが、ガンダーラ仏教美…