研究・レポート
もう今年もあとひと月ちょっととなりました。今年度は、自分の今後の研究ということでいろいろ考えるところがありました。といいつつ、実質的にはあんまり進んでいないので、大きなことは言えないのですが…(汗)。私が扱う文献は、(あくまで個人的な印象で…
聞いた話なんですが、私が読んでるお経の偈頌品の偈ですが、あるインド人パンディットのお方によれば、サンスクリットとしてはおかしい部分が多く、むしろドラヴィダ語系言語をネイティヴとするデカン高原以南の人が作った可能性が高いのではないか…と。つま…
今こちらを見てるんですが、細かすぎて、目が悪くなりそう(笑)。対処法としては、1.拡大コピー、2.自分で入力しなおす、3.あきらめる、のいずれかなんですが、とりあえず、他の版との異同をチェックしてるのみなんで、1か3なわけですが…。
今年度受講の聴講生ですが、授業のスタートは5月の連休明けからです。先日その資料を受け取りに大学に行ったのですが、渡されたコピーの量にびっくり。梵文テキストはすでに持っているのですが、今年読むのはそのページ数にして約20ページ。それに漢訳と蔵訳…
先日、こちらの大学に聴講生へ行ってきました。総定員20名という日本で一番小さな大学で、私が聴講させていただく講義も学生は私を入れて2名のみ!!先生とのマンツーマン講義にお邪魔しているという恰好で、この1年みっちり勉強させてもらえそうです。内容の…
たまたま国際仏教学大学院大学のHPを見ましたら、今年度の仏典入門講座が『瑜伽論』「菩薩地」だということを知り、早速申し込んでおきました。詳しくはこちらをご参照ください。あと、同じ公開講座では、インド写本入門とかも出てみたいです。 『瑜伽師地論…
ちょっと間が空いてしまいました。先日来、『楞伽経』の偈を読んできましたが、よく分からないところがいくつかありまして、ああでもない、こうでもないと考えていると時間ばかりが過ぎ去っていったこの一週間でした。例えばこういう偈があるんですが、 ajñā…
一週間ぶりです。100歳以上生きるというのは、やっぱり大変なことだよな…(4万人もいるのかな…)そう感じてしまう今日この頃ですが(笑)、皆様いかがお過ごしでしょうか。修論の方は、前半部分の草稿はほぼ完成。あとは、細かい部分を付け加えたり修正してい…
今週から『楞伽経』の散文部分(とりあえず「無常品」)を読んでいってます。といっても、まだ始めたばかりなんですが、いきなり躓いております…(笑)。同経は、邦訳が二つ刊行されているのですが、その二つともに、訳文に註記が全く付されておらず、訳の根…
先週くらいから修論についての勉強で唯識の参考書を再読しつつ、『楞伽経』を偈頌品の方から、とりあえずはテキストの入力作業をしてました。計画書を出す段階ですでに入力してはいたのですが、まだまだ下準備をこなさねばならないといったところです。『楞…
キルケゴールのレポートは8割ほど終わる。あとは、『あれか、これか』に目を通して、もう少し整えなければ…という感じでしょうか。結局、テキストの『実存的宗教論の研究』は、ティリッヒ等関連がない部分を除いて大体読み通す。この本の著者であり科目担当…
昨日くらいから鼻水とくしゃみが出るようになって、何だか花粉症のような症状。何故この時期に?あるいは風邪?何だかよく分からないうちに症状も治まってしまいましたが、ともかくそんな体調で、図書館からキルケゴールの『哲学的断片』と『あとがき』部分…
先週くらいに浄土教の来迎芸術のレポートを終わらせまして、次はどうしようかと迷ってます。前にも書きましたが、キルケゴールと法然の実存的思想というレポート(難しそう!!)をやろうと思っていたんですが、実際テキスト(asin:4831301493)を読んでみると難…
今日の午前中は図書館に行く。必要な論文を少々、それと北京版チベット大蔵経の『楞伽経』二種、その他『解深密経』などコピー。結局、これもサンスクリット同様、ローマナイズ(ワイリー方式)で入力しなければならないのか。といっても、こちらがメインと…
先日、仕事場にある『華厳菩薩道の基礎的研究』という分厚い本の中から、「十地経における心識説の意義―ことに唯心をめぐって―」というところをコピーする。大変高価な本なんで、たまたま手元にある恵まれた状況のうちに、必要なところをコピーしてしまおう…
先日、修論関係を進めなければ…ということを書きました。また、それよりだいぶ前にもちょっと気になるということを書きましたが、一応修論は『楞伽経』(Lankāvatāra-sūtra)にしようかなと、考えてます。卒論で『起信論』を取り上げたということもありまし…
相変わらず、中世の神仏習合のレポートをやってます。佐藤弘夫先生の本を飛ばし読みしつつ、末木文美士先生のにも手を出す。特にこちらはコンパクトにまとまってて重宝してます。 中世の神と仏 (日本史リブレット)作者: 末木文美士出版社/メーカー: 山川出版…
チベット関係のレポートもほぼ終わり、次は、日本中世の神仏のコスモロジーです。最近はこちらの本を読んでおりました。 アマテラスの変貌―中世神仏交渉史の視座作者: 佐藤弘夫出版社/メーカー: 法蔵館発売日: 2000/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1…
今、チベットのレポートの続きをやっております。まだやってるのかという声が、どこからか聞こえてきそうですが(笑)、サムエの宗論とは別のゲルク派と清朝の問題について、です。しかし、チベットと清朝というのは、必然的にモンゴルの問題になってまいり…
先週末あたりから、蒸し暑い日が続いてまして、息苦しい日々です。今日は少しばかり楽でしたが。先日の中間発表会では、通信の修士課程の方々は少なかったように思います。ここ3回ほど見た限りでは、出席するメンバーは大体決まっているような観もありますが…
次のレポートはチベット関連。その中、まずはサムエの宗論をと思い、持ってる本の中からasin:4393101472所収の「頓悟と漸悟」や、asin:4000103318などを読み出す。サムエの宗論といえば、チベットの史書と敦煌で発見された漢文書『頓悟大乗正理決』では記述…
昨日は洋書会大市の前々日仕分けで、一日古書会館でした。5人でカーゴ10台に隙間無く積み込まれた本の仕分け作業がメイン。それだけの本は、カーゴから降ろして台に並べるだけでも1時間くらいかかってしまう。とりあえず、昨日あれだけやったので、月曜日は…
いよいよGWですね。私は暦通りにお休みです。遅くなってしまいましたが、計画書について考えをまとめました。一応、大雑把にいいますと、”瑜伽行派における真如観の変遷”という感じになろうかと思います。別にそういうタイトルにするというわけではなく、ま…
今日はサンスクリットの勉強会のために京都へ。東京の桜はもう満開でしたが、京都も見ごろのようですね。生憎の天気と花冷えでしたが。今日は偶々バスの隣に座った方に「お坊さんですか?」と話しかけられ(笑)、お話を聞きますと、偶然にもその方は佛大の…
この連休中、土曜日は仕事でしたが、日・月とレポートの科目最終試験の方をやっておりました。3月10日〆切のため、今まで放置しちゃってましたが、そろそろやらないとマズイんで、ようやく着手する。今日は、所用があって、午後から外出しておりましたが、帰…
1月10日〆切のレポートですが、シルクロード探検関係、9割方終わりました。正月休みをはさみましたので、延びてしまうかなと思ったんですが、何とか間に合いそう。とりあえず、今年の目標はレポートを数多く出すということにしてますので、どんどん出してい…
明日〆切のレポートは何とか仕上げ提出。次は、中央アジア探検史ものに取り掛かる予定です。 テキストは、ピーター・ホップカークというジャーナリストの(邦題)『シルクロード発掘秘話』asin:B000J7WKIO。原著は、"Foreign Devils on the Silk Road"という…
まず、チベット語の進捗情況ですが、文法は一通り終わりまして、来週より実際に辞書を引きながら読んでいくということになりました。読むものは、『王統明示鏡』*1(rgyal rabs gsal ba'i me long)という歴史書だそうです。その中の第6章、観音菩薩(?)の…
今日は午前中に少しと、夜になってからレポート執筆。ダラダラしてしまった前回のレポートの反省から、平日にレポートのネタをため込んで、週末にそれを整理してレポート執筆という流れを意識的にとるようにしてます。唯識レポートの半分は終わらせる。アー…
やっと、『中論』のレポートを書き終えました。で、次は、唯識の三性説とアーラヤ識についてのレポートに取り掛かる予定。三性説については、卒論のときにまとめたものが残ってますので、それをベースにして作成していけたら・・・なんて思ってます。唯識につい…